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時計じかけのオレンジのshunのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.0
知人に勧められて観てみました。
初キューブリック

50年も前の作品なのに今観てもすごく新鮮で初めて見る異様な世界

結局善悪の境界は人間が決めたもの、それに適合しないと悪なのか?
犯罪0の世界が本当に良い世界なのか、など色々考えさせられた。

主人公アレックスのねじ曲がったハチャメチャな信念やどこからか漂う上品さが魅力的。カッコいい、イギリス英語がいいですね

色使いや音楽含めすごく芸術的な作品
ヴェートーベンの第九やウィリアム・テル序曲、威風堂々などよく耳にする曲が考えもしないような場面で使われていて、その曲に対するイメージがどんどん変えられていく。映画の中のアレックス状態でした。
「雨に唄えば」も観なくちゃなあと思いました。

個人的に好きだったのはアレックスが商店街みたいなところを歩いてレコードショップで二人ナンパして家に行くシーン。歓びの歌とウィリアム・テル序曲や速送りなど色んな要素が詰まってた。

最高の言葉は真面目にも皮肉にもとれますね。136分あっという間でした
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