きつね

時計じかけのオレンジのきつねのネタバレレビュー・内容・結末

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

完璧な狂気!!!
冒頭のミルクバーできめてる4人から痺れる。
たぶんどこで一時停止しても、こだわり抜いた美しくも奇妙なカットになるんだろう。
美意識と斬新さが爆発している。

1番好きなシーンは作家のおじいちゃんが風呂場から聞こえる〝雨に唄えば”でアレックスを思い出し
「あ、あ、あいつだ!!!!!!!!」って怒りでワナワナ震え出すシーン。
めちゃくちゃ面白かった。
あとラストの方で大臣に食事を口に運んでもらう時のアレックスの顔も最高にすき。
またやばいことになりそうなラストも堪らない。
最後まで裏切らないキューブリック!!!

中学生くらいの時に一度観たことがあって、セーターの先をハサミでチョキンしてボロンさせていたシーンしか覚えてなかったから改めて観て本当によかった。

言語も効果音も色調も造形も物凄いオリジナリティとこだわり。
ブラボー!!!!!ってスタンディングオベーションしたい。
完成度がえぐい。
きつね

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