ムーミーコロコロ

時計じかけのオレンジのムーミーコロコロのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.9
タイトルだけ知りながら、ずっと見てなかった作品。アマプラで偶然見つけたので鑑賞。
見始めたとき、衝撃を受けた。なんやこれ〜!って感じ。正直気分悪かった。本能のおもむくままやりたい放題。つかまった時、本当にホッとした。
そこからが面白くなっていくんだよね。
犯罪者を善人に変えてしまう計画。かなり無茶というか強引というか、これ自体が犯罪じゃないの?と思わせるやりかた。それでアレックスは変わった。
その後のアレックスは、不運としか言えない。わざわざ自分が罪を犯した相手ばかりに会うんだもの。いや、それぐらい罪を重ねていたということか。
そして、またまた政治的に利用されようとしてしまう。
アレックスの最後の笑みは、本当に意味深。

一見この社会は法の秩序のもとに成り立っているように見えるが、その裏では信じられないような無秩序が存在している。キューブリック作品は、強烈に風刺しているのかもしれないと勝手に思っているのでアリます。