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時計じかけのオレンジのkazu1961のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.0
「時計じかけのオレンジ」
原題「A Clockwork Orange」
1972/4/19公開 アメリカ作品 2017-106
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1970年代ランキング31位 再鑑賞

公開当時こちらの作品も強烈な印象を残しました。原作では暴力やセックス、スラングなど、欲望の限りを尽くす荒廃した自由放任と、管理された全体主義社会とのジレンマを描いた、風刺的作品と紹介されますが、キューブリックの映像化により近未来的なエキセントリックだけどオシャレな雰囲気とクラシック音楽を見事に使いこなす事でより印象的な作品に仕上がっています。
初見の当時はあまりよく分かりませんでしたが、いつの時代になっても鑑賞に耐えうる普遍的テーマを扱ってるのがよく分かります。
ちなみにこの映画は、史上初めてドルビー研究所が開発したドルビーノイズリダクションシステムを使用し、ステレオ録音された映画だそうです。

1962年発表のイギリスの小説家アンソニー・バージェスによるディストピア小説、又はそれを原作にし1971年に公開(日本では1972年4月)されたアメリカ映画。スタンリー・キューブリックにより映画化された。
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