ちゃんみな

時計じかけのオレンジのちゃんみなのレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.0
SFらしい。笑笑

舞台は近未来のロンドンらしい。
日々仲間たちと暴力行動に明け暮れていたアレックス。人の家に押し入り女の人を殺してしまうことで逮捕されてしまう。刑期中に犯罪者の新治療法を試す実験台になるアレックス。そこでの実験のせいで大好きだった暴力行動やベートーベン第9番に対して拒絶反応を出すようになる。そして釈放される。しかし家族にも元の仲間たちにも見放されて一人ぼっちになる。ある日命からがらたどり着いたのは昔押し入った作家夫婦の家だった。妻を殺したのがこのアレックスだと気づくと、作家の男はアレックス政治的に利用して殺そうとする。アレックスはこの男の策略により自殺を試みるが死なない。意識は失うが、目を覚ますと元の人格に戻っていた。


意味わかんなすぎてめっちゃ面白かった笑 意味わかんないのになんか惹かれる映画だった。美術作品?的な感じで見てしまった。音楽もファッションも色使いも独特で、だけど素敵だった。特に音楽が素晴らしいと思った。映像と音楽が絶妙にマッチしててちょっと滑稽でクスッと笑えた。アレックスは、道徳的には本当にどーしようもないやつなんだけど、なんか憎めないというかむしろ可愛いと思ってしまう魅力があった。あの謎の話し言葉も意味わからんすぎたけど好きだった。

印象的だったのはアレックスが作家の家に逃げ込んで、作家の男が妻を殺したのがアレックスだと気づいてからのシーン。アレックスがのんきに雨に唄えばを謳ったためにバレた。あのおじいさんの怒りに満ちた表情はこっちが凍った。

1971 イギリス、アメリカ