彩

時計じかけのオレンジの彩のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
4.8
今まで味わったことない感情が生まれた。

守鍬刈雄っていう人のYouTubeを見て、この作品の意図を理解した。もしこれを見てなかったら、3.8ぐらいにしてた。
とにかくキューブリックは天才。

主人公のアレックスの二面性、そして“時計じかけのオレンジ”という題名。最初から最後まで、彼は権力というものに支配されていて、これは何もアレックスに限ったことではなく、現実の私達全員が社会という時計に組み込まれていることを表している。皆が法律に従い、社会の中で人に倣って生きている。出る杭は打たれる的な(笑)語彙力がないからこの程度しか表現出来ないが、これは日本人の風刺ともとれるように思う。
この世の中で悪いのは、殺人犯よりも政治犯であることや、基本的人権の尊さや自由。
この映画は一見何を伝えたいのか理解するのは難しいし、確かにヤバイシーンが多かったが、とても興味深い。逆に日本人がこんな映画を作ると面白くなりそう。
でも、アレックスのお母さんの服があまりにも奇抜すぎて、それだけはツボだった(笑)