映画は最高の娯楽

時計じかけのオレンジの映画は最高の娯楽のレビュー・感想・評価

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)
3.4
暴力!SEX!それとよく分からない単語の数々!

相変わらずのスタンリー・キューブリック節カット、オープニングから漂う異様な気配が凄まじい。ブッとんだ作品だが...
主軸の悪ガキの更生話が薄くて退屈。主人公に感情移入の余地はなく、ただただ見ていて不快。娯楽性なんてものは皆無。

管理社会に対する危惧、人間だったらやりたいことやるのが本能でしょ?法律に縛られていていいの?と説教臭く煽ってくるが、私の性格上そりゃ人殺しは法律で縛られるべきだし、犯罪だろとしか思えない。

この作品を面白いという人とは分かり合えないんだろうな、根本的に何かが違うんだろうと感じさせられた映画。

「雨に唄えば」の監督ジーン・ケリーが気の毒。気分が悪い。