1990年代から2000年代初頭のイメージをイメージさせる”ガールズ・ムービー”の1つ、『ミーン・ガールズ』。
ピンク、バービー、ラブコメ、ファッションのイメージが視覚的にあらわれるこの時代の感覚好き。
いじわるな女の子たちって感じなのかな、誇張もあるけど、結構内面的な描き方は生々しくて、でも完全には憎めなくて、観客の距離からがちょうど良い。笑
レイチェル・マグアダムスってこの作品とか『パッション』みたいな悪女系と、『きみに読む物語』『アバウト・タイム』みたいな純愛系、両方共存してるから面白い。
笑い方の違いが悪女と快活な女性像を分けている気が。
”にやっ”と”あはは”の違い…笑
主演のリンジー・ローハンが学校のイケてるグループに属することで良い意味でドレスアップされていくわけでもなく、ドレスアップによる爽快な復讐劇をするわけでもなく、リンジー演じるケイディがミーン・ガールになってしまいそこからいかに自分の醜い部分と向き合っていくのかに焦点を当てている。
ラブコメの枠だから、あまり深堀りはしていないけれど、ラストにかけてなんとなく伏線が回収されてちょっとすっきり。
ブロンド、巻き髪、タンクトップ、ミニスカ、ピタッとしたワンピース……アメリカのイケてる女の子のファッションとしてのイメージ強い。
そう思わせるのは映画の視覚的イメージなのではとか思ったり思わなかったり。