とし

マイ・フェア・レディのとしのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
4.2
3回目の鑑賞。

やはりミュージカル映画って素敵だ。
下町育ちのイライザに、言語学者のヒギンズ教授が綺麗な英語を教えていく。
先生と生徒の関係だったはずが、徐々にヒギンズ教授がイライザに惹かれていく様子がとてもよい。
でも、プライドが邪魔をして素直に気持ちを表現できない。「彼女のことで頭がいっぱい」で歌っているようなことを直接本人に伝えればいいのに!ってモヤモヤするけど、そんな不器用さも憎めない。

イライザとお父さんの姿を見ていると、階級社会が色濃い時代とはいえ必ずしも上品な生活や裕福な生活が幸せで、下町の生活が不幸せとも限らないんだろうなと感じる。

ミュージカルだけあってクセになる曲もたくさん。
「運が良けりゃ」と「今に見てろ」と「踊り明かそう」の曲調が好き。

「ローマの休日」から10年以上経っているのにオードリー・ヘプバーンさんは相変わらず美人すぎる。30代で21歳の役を演じられるとは‥‥。
歌唱シーンはオードリーさん自身も歌いながら撮影をしつつもマーニ・ニクソンさんの歌唱に吹き替えられているシーンがほとんどらしい。
頑張って練習にも励んだらしいのに、ちょっと気の毒な気もする。

“The rain in Spain stays mainly in the plain”

21-55
とし

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