えいがうるふ

マイ・フェア・レディのえいがうるふのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

イライザパパの「運が良けりゃ」はチキ・チキ・バン・バンの「栄光のバラに」を思い出させるコミカルさで楽しい。こういう昭和臭漂うスーダラ節的なおやじキャラって万国共通の懐かしい親父像なんだろうか…。それよりもまたか!と思ったのが、うら若き純粋無垢な乙女が同世代のイケメンをさしおいてかなり年の離れたのオッサンに熱を上げる、というオードリー得意のファザコンベースな役どころ。かの時代の流行りだったのか、いやいつの時代も「若い生娘にモテモテなチョイ悪な俺」が妄想激しいオヤジの夢であることに変わりはないが、かつてはいわゆる玉の輿こそが女性にとって成功人生の王道として広く社会的に認知されていたということだろうか。それにしても長かった。