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マイ・フェア・レディのしょしょしょのレビュー・感想・評価

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)
4.1
息をのむほど美しいとはこの事、映画史に残るミュージカル。

エレガンスとは一朝一夕に培われるものではない、日々の努力もさることながら持って生まれた性質によるところも多い、序盤の訛ってた頃からうわべでは取り繕うことが出来ない気品が溢れてたし、隠しようのない優雅を兼ね備えた彼女にしかできない役であり作品。

ローマの〜から始まったプラトニックなラブロマンスがティファニー辺りから都会的なエレガンスへ変化しこの作品でそれが完成され、またしてもお相手は年齢が倍ほどある年上だが、彼女のヴァージニティーがそれは純愛に感じさせ違和感を消す。でも、いつまでも待ちますって言ってくれた健気な貴族の好青年が忘れられない。

曲に乗せてハリソンの早口で捲したてる女性軽蔑の数々はミュージカルの遥か先をいってるし、飲んだくれの上に働かず娘にたかるお父さんが後半なかなかいい事言ってるんだよねぇ。

Blu-ray買っちった。

2020.320
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