ヨツ

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版のヨツのレビュー・感想・評価

3.9
ポパイの映画とドーナツ特集読んでからずっと観ようと思ってた映画。確かに3時間を感じない。
ベティは絶対これ以上はないって愛され方をゾルグにしてもらってたし、ベティもゾルグのことをゾルグ以上に大切に思ってたのに、2人で幸せになれなくてつらい。途中何度か挟まれるベティの"愛してる"が本当にこの人といられて幸せなのだ、と思っているんだなと感じさせられるし、結末をみてからもそんなシーンが思い出されて切ない。ベティのバランスが崩れてからゾルグの将来が開けるのもやるせない。
個人的にはゾルグが包容力と忍耐力に溢れ過ぎて超人的に感じられ、ロマンチックと思いこそすれ感情移入はできなかったな。

途中なんどか太陽の光が降り注ぐ、というか眩しく映るシーンが挟まれてて、それが何より美しいと感じた。あらすじから2人の最後がいわゆる幸福なものではないとわかっているだけに、力強い太陽の光もどこか儚げで美しい。

フランス語全くわからないけど、ベアトリスダルのフランス語聞いて初めてフランス語美しいなと思った。発音のせいなのか単に声のせいなのかわからないけど。
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