人を好きになる理由はたくさんあるけれど、才能に惚れてしまうと見境いがなくなり、何もかもが素敵に見えてしまう。ベティにとってのそれは彼の小説だったのだ。
冒頭のセックスシーンに始まり、三時間で何度ふたりの裸体を見ただろう笑。ベティのキレイな裸体は美とエロスを内包したものであった。
とはいえベティのメンヘラぶりは理解に苦しむ。結果行き着くところまでいったわけで。そんな彼女を許容することが果たして愛なのかは甚だ疑問である。
結局この映画はボブの一言に集約される気がする。
「俺の妻は色情魔で、お前の彼女はイカレ女だ」