ナンセンスロケット

ベティ・ブルー/インテグラル 完全版のナンセンスロケットのレビュー・感想・評価

5.0
【最も近しい他人はオトコとオンナ。愛することは幸せとは限らない。】

これが噂のベティブルーか。。確かに賛否を呼びそうである。

究極の愛の物語として特に女性に評価されてるが、恐らく男性にとってはその半分も理解できていない気がする。

彼女をただのメンヘラだの思い込みが激しいなどといったらそれまで。それはゾルグが『彼女、生理なんで。』と誤魔化すのと同じ。

彼女には相手を信じ切って揺るがないことは愛なのだろうか、社会より個人を重んじることが決して幸せにとは限らないのだが。。
ただ、自分だって10代の頃はそれが愛だと思ってたかもしれない。多分、見る年代によっても評価は割れると思う。10代に見てたら確かにマスターピースになってたかも。

ストーリーは確かに長い。。でも、長くないとダメな気もする。前半の衝動的なロマンチックさと後半の張り裂けそうな形。

面白いかどうかはさておき、歴史を刻む映画だということは分かった。
多分、過去から今まで幾多の若者がこの映画で愛とは何かを議論することができるだろう。
そうゆう、意味で一旦評価は5.0にしてみようと思う。

ベアトリスダルは本当に殺人的に可愛いし、ジャンユーグアングラードは呼応するように色気がある。他の登場人物も魅力的だ。

鑑賞には是非お酒を用意して。それもワインにテキーラにビールにと笑