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男たちの大和/YAMATOのsのレビュー・感想・評価

男たちの大和/YAMATO(2005年製作の映画)
3.5
いくつか戦争映画を観てきた中で、他の戦争映画ではない描写が出てきてまた違った見方を観ることが出来ました。

印象的だったのが、仲間が沢山の銃弾、爆弾を、受け吹っ飛んでも銃の機械を止めずひたすら操作し続ける姿。その手を止めることはないんです。
死を覚悟というより死に行くという思いの背景にある男たちの想いがとても締め付けられた。他の映画でも特攻隊による撃墜や国のために自分の命を犠牲にするシーンというのは目にしましたが、今回はそこの部分が濃かったように感じました。だから「僕だけ生きて帰ってきてごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」と土下座して母親に謝るシーンは強烈に印象に残ってます。国のために死ぬことが誇りだった当時だからこそ自分だけが生き残ってしまった悔しさと情けなさは計り知れないと思う。

「敗れて目覚める、それ以外に日本が救われる道はない」この台詞が観た後とにかく心に刺さり続けました。
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