骨折り損

市民ケーンの骨折り損のレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.8
伝える、その為に頭を悩ませるのが映画だ。

登場人物をどこに置くか、カメラをどう動かすか、話を誰に語らせるか、本当に凝ればきりが無いほど映画を作るって考えることばかりだ。
そんなことは当たり前だが、この映画を見ると改めて映画のこだわりの無限性を感じさせられる。
それだけ全てのカットにこだわりが滲み出ている。
iphoneで映画を見てiphoneで映画を撮れる時代になったからこそ、手軽さを手に入れたと同時に映画の下の幅も広がった気がする。
この作品には、本来あるべき上の幅を見せつけられた。
骨折り損

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