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市民ケーンのyayuyoのレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
4.5
ずっと観たかった名作中の名作。
アカデミー各賞にノミネートされるも、実在の新聞王をモデルにしていたことから作品への圧力がかかり、脚本賞のみの受賞だったそう。
今日では高く評価されている作品だけにこのエピソードには驚いたけど、逆風の中それでも脚本賞を受賞した事には納得の出来。

冒頭のケーンの人生回想番組こそ退屈だったけど、その後の展開は今見ても全く色褪せていない。
母の愛に飢えた男の華やかであり空虚な一生が、ケーンに生前関わった人々の回想を通して描かれる。
富は手に入れても本当に欲しいものは手に入らなかった男の悲しい一生。
最後に観客だけが知る、バラのつぼみの本当の意味。
鑑賞後、なんとも言えない余韻が続く作品でした。

撮影技法なども当時としては画期的だったそうだけど、残念ながら私にその知識がなく特に注目せず鑑賞してしまったので、
そこも踏まえて再鑑賞したい!