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市民ケーンのsentakuonnaのネタバレレビュー・内容・結末

市民ケーン(1941年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

劇的、王道すぎるので、好みど真ん中ではない。が、この手のテーマが好きすぎてとても良かった。タイプは全然違うけど、野いちご、私の中のもうひとりの私、女と男の観覧車、万引き家族、マイケルジャクソン(人物)、等と通じるものが。人は結局皆ここに辿り着くのかな。。

ちょうど1時間すぎた辺りの後半が素晴らしい。前半1時間は、20-30分に凝縮してほしい…
が、この劇的演出には中々入り込めないあの1時間の華やかさが必要なのかもしれない。


(備忘メモ)
→0'04音楽含め、「昔々あるところに〜」的なノリでページめくり風な映像が可愛いらしい。
→0’15「バラのつぼみを探せ」の後の雷あたりの演出が劇的すぎてちょっと面白い・・ディズニーの眠れる森の美女のマレフィセント登場シーンみたい・・笑
でも滑稽にならない、王道さがとても良い!
→0’41-0’44頃の「スペインに宣戦布告するか」のくだり、ここもやりすぎ・・笑 いやでもここも王道さに統一感があって、かつ滑稽負けしてない素晴らしさが感動する。
→0’53頃のケーンが食事中に着てる部屋着的なものと襖?がオリエンタルで謎。笑
→1’02頃「ジム・ゲティスを有罪にすることだ」の公約シーン、これもやりすぎなのに素晴らしい。角度も効果的。かっこいい。
→1’11”15頃の画好き。「Kane For Governor」ポスター貼ってる所。
→1時間を過ぎた後半は、基本的に名シーン・名言のオンパレードで凄い。。
→1’25”57頃〜のスーザンのインタビューはこの映画の核心に近づくシーンとして重要すぎてとても良い。
→1’29”00-1’35”00頃のオペラのシーンは、サスペンスだ・・そしてティンパニの威力が圧倒的なことに改めて気付かされる・・
→ラストは相変わらず劇的、やりすぎ、なのにとても気持ち良い!!劇場にオペラ観に行って最後凄い迫力で幕が閉まる感覚に似てる。昔のディズニー映画のエンディングにもやや似てるかもしれない。
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