隼人

市民ケーンの隼人のレビュー・感想・評価

市民ケーン(1941年製作の映画)
3.7
今改めて見て「すごい面白い!」っていう映画ではないけど、当時としてはプロットも演出も斬新だったんだろうなって思う。
こういう人いるんだよねぇ・・。老いたケーンの姿が見ていて痛々しくなるほど寂しかった。

岩波茂雄の娘(美登利さん)が安部磯雄に出した手紙のなかに、「父は人によくサービスをしましたが、人にも非常にサービスを要求しました。短気の父は、身近なことで次々にサービスを要求し、それがすぐに叶えられないといらいらしました。」というようなことを書いていて、ケーンの姿と重なった。
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