市民ケーンの作品情報・感想・評価

「市民ケーン」に投稿された感想・評価

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ーの感想・評価

3.7
バラの蕾
穂洋

穂洋の感想・評価

4.2
「バラのつぼみ」という言葉を残して亡くなった新聞王ケーンの生涯を、それを追う記者が取材した関係者の証言から回想形式で描いた作品。ディープ・フォーカス撮影を駆使した三次元的な画面構成、極端なロー・アングル、重なり合う音、そして自由に動き回るカメラの長回しによるダイナミックな演出が観客の目を奪う。それまでの映画を縛っていた平面的な空間からの解放であった。「市民ケーン」の中でも圧倒的な成功を収めた技術として、ディープ・フォーカスが挙げられる。これは画面の手前から奥までピントの合った映像のことであり、焦点深度の深いレンズで絞りを絞って撮影した時に得られる。部屋の中の大人たちと戸外で遊ぶケーンが一つの画面に捉えられているシーンや、選挙演説をするケーンをライバルの候補が会場の最上階から見下ろすシーンなどがその例。「市民ケーン」以前、特に1930年代の映画はシャープな映像を得ることを追求するあまり、ピントの合う範囲が狭く、どんな芝居も人物を平面的に動かすか、人物が動く度にカメラの位置を変えて撮影するしかなかった。しかし、このディープ・フォーカスによって、映像表現の幅は飛躍的に広がった。また、顔の一部分の極端なクローズアップや、人物をあえてシルエットでとらえるような強調されたコントラスト、スモークを使った光の筋の強調といった、当時としては異例の映像表現も多く見られる。
siro

siroの感想・評価

4.0
それでもタイトルが「市民ケーン」であることに感銘を覚えた。
アメリカ映画協会の投票で不動のベストワンである古典映画の傑作。別にこれに限らず多数の批評家絶賛の作品。でも私にとっては、少なくとも初見では、良さがイマイチ分からなかった。解説を見る限り、どうやら意味深長な作品であることは窺えるが。

新聞事業で大成功を収めた富豪チャールズ・ケーンの最期の言葉である「薔薇のつぼみ」の謎を明かすために、記者が元妻や仕事仲間などの身近だった人々へ取材して回り、その都度回想シーンが挟まれるという展開。

新聞事業の開始、大統領の姪との結婚、州知事選挙とスキャンダル、無名の歌手との再婚、豪邸での隠居?生活といった具合に、ケーンという人間を過去から様々な視点により描くが、その人物像は最後になっても明瞭には見えてこない。ただ、ケーンにとって「愛」は非常に重要な要素であることが複数の登場人物が語った。

撮影技術も画期的だったらしく、三次元的な画面構成等(中でもディープ・フォーカス)により、それまでの映画を縛っていた平面的な撮り方から脱したという。

「薔薇のつぼみ」についての考察として参考にしたサイトのリンク
https://www.eiga-square.jp/title/citizen_kane/scene/10
Frengers

Frengersの感想・評価

5.0
 劇場鑑賞。物語を描いた大半のアメリカ映画は本作の子孫なのでは?と思わせる、高い評価も納得の金字塔。
ハリー

ハリーの感想・評価

3.5
時間配列が行ったり来たりでカメラワークも当時の作品にしては斬新だった模様。

もう一回くらい観ないとちゃんと理解出来ないかな〜。

映画好きなら一度は観てみるべき一本。
ゆう

ゆうの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

去年末から海外の名作見始めた。これもその1つ。
ケーンの最期の言葉、バラの蕾がどういう意味をもつのかそれを巡るストーリー。
途中、時間が登場人物がわからなくなりそうだったけど、最期に行くにつれて面白さが増して来た。
ケーンは欲しいものはなんでも手に入れて来たけど、唯一手に入れられなかったのが愛。パズルに例えればバラの蕾の1ピース。ケーンは孤独だったのだなぁ、、
鉞

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4.3
記録
だいち

だいちの感想・評価

3.9
これが映画史上最高の傑作と言われているそうです。たしかに、脚本の緻密さとか伏線の張り方は素晴らしかったし、演出もおそらく今の映画の元となったんだろうと感じさせるものがたくさんありました。ただ、満点をつけるほどのものではないと個人的には感じます。

億万長者でありながら、孤独で惨めなケーンの人生を通じて、愛の大切さを感じた映画でした。
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