市民ケーンの作品情報・感想・評価・動画配信

『市民ケーン』に投稿された感想・評価

edd

eddの感想・評価

4.5
薔薇の蕾という謎の遺言をもとに新聞王ケーンの人生を紐解いていくストーリー。成功ばかりで順風満帆のように見える人生。他者から見れば完璧な人生かもしれない。でも本心は本人にしかわからない。客観的な幸せと主観的な幸せは違う。いくら幸せそうに見えても心には欠けているものがあるのかもしれない。それがケーンにとっては薔薇の蕾だったていうことだろう。逆に言えば幸せは自分で掴み取れる。自分が幸せだと感じれば他者からの評価は関係ない。自分で幸せを掴みに行くことが大事なのかもしれない。

日本と開戦した1941年の映画ではあるもののモノクロ以外は古さを感じさせない良き映画でした。
名作と呼ばれていたので少し期待しすぎた。後から知ったが、当時としては斬新な撮影方法だったらしい。しかし今となっては見慣れた演出だったので、その凄さが伝わらなかった。

内容は普通に面白いので、今観ても全然楽しめる。今だとディカプリオが演じてそうな役柄。

このレビューはネタバレを含みます

クロニクルの記者を引き抜いたシーンの演出が、当時にしては革新的なのかな?と思ったが、何故傑作なのかはよく分からなかった。
ケーンの他者からの愛情を求め続ける哀れな生涯は普遍的だと思うし、だからこその「市民」ケーンなのだろう。
丽遥

丽遥の感想・評価

3.5
記者は一人の人としてのケーンを追い求めようとするけど、それが簡単に出来ないほど既にケーンは一個人を離れてしまった感があるな、、愛し方も分からないし、愛されるとはどういうことかもわからん可哀想な人😭

バラのつぼみは幼年時代に使ってたソリの柄?だったのかな。親元離れるのが悲しくて大人に投げつけたソリはケーンにとって一人の人間としての最後のよすがだったのかもしれん。スノードームもまた幼い頃に由来するもので、だからスノードームを見てローズバッドと呟いたんじゃないか、、

インタビュー相手の背後にあるケーンの肖像とか、異なる空間を同時に映す構図とか、動き回るカメラがすごいとされてるんだろうなー自分はあまりハマらなかった

現代のジャンク映画に侵された私の脳では前半が退屈であった。

中盤からは見入ったが
今あえて見るような内容でもないかなと思った。

最後も「あっ、そうですか。」で終わってしまった。
どんでん映画に慣れてしまって、焦点がズレてしまっていた模様。

諸行無常、盛者必衰映画。
けーこ

けーこの感想・評価

3.6
冒頭のシーンでケーンが亡くなり
彼の残した言葉の意味を知るべく
生前に関わりのあった人物に話を聞いて回る…という展開。

人の為に行動しているようでも本音を言えば自分のため。自分の事しか興味なく他人にも自分を愛して欲しいだけ…って言われちゃうケーン。

晩年はお金があって豪邸に住んでいても孤独で強がりの鎧を着ていたんだろうなぁ。
リく

リくの感想・評価

4.0
今の映画でよく観られるような手法が取られており、絶賛されているのも納得の映画でした。

幼い頃に親の元から出て行くことになったためか愛を求めるが、愛し方を知らず周りから人が去っていくケーンが哀れな映画でした。
コロ助

コロ助の感想・評価

3.6
2022年368本目
結局バラのつぼみってなんやったんかなと思って考察調べたりしました。
当時としては画期的な脚本だったらしいですが当然のことだけど今見ても珍しさは感じなかった。
評論家から凄く評価の高い作品みたいですが個人的にはそれほどはまりませんでした。

このレビューはネタバレを含みます

Rosebud 子供の時に使ってたソリに見えた...
無くしたひとかけら、誰でもなく母親だったのか?男性の母親への一生の憧れって聞いたことあるけどそれなのか?カメラワークすごい
肇

肇の感想・評価

-
ある人が一体どういう人なのか、とった行動の裏にはどんな気持ちがあったのか、ということは、簡単には捉えられない。一人の人間というものは途方もなく深く、外から何か少しでも掴もうとするならば、それこそあの膨大な物品がごちゃごちゃと収められた倉庫の中をあらためていくような困難さがあるのだろうと思う。ラストシーンでrosebudと書かれたソリは、記者が探していたものなのにも関わらず、誰にも気づかれないままあっけなく燃やされてしまった。映画の中で語られた彼のエピソードの数々も、語る人が彼にとって近しい人々であってもなお、極めて限られた一面が見えているにすぎないのだろうと感じる。
個人的なつながりが全くない状態からケーンの人となりを探る記者の目線は鑑賞者のそれとぴったり重なる。冒頭でケーンの大まかな人生を見せられて、記者も鑑賞者も彼の外側しか知らないところから始まって、濃い森林や広い城みたいな一人の人間の内側にどんどん分け入っていく映画だ。だから新聞王ケーンではなくて”市民ケーン“なんだろうな。
冒頭の掴みの映像がうまくて、ケーンという人に興味が湧いて、彼について詳しく知りたくなるし、そこから謎に導かれる形でどんどん語りが入ってくるから引き込まれるし、現在と過去の往還を繰り返しながら進む構成が物語に推進力を与えている。
スーザンとの関係はかなりやるせない。スーザンさんこれは辛かろうな…と見ていてしんどかった。ケーンはすごいところはたくさんあるけど、人を思いやることを知らなくて、とても寂しい人だ。
>|

あなたにおすすめの記事