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シン・レッド・ラインのぉゅのレビュー・感想・評価

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)
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2021年 鑑賞 21-333-21
ジェームズ・ジョーンズ先生の同名小説が原作。「地獄の逃避行」「天国の日々」「名もなき生涯」等のテレンス・マリック監督・脚本の、太平洋戦争の激戦地となったソロモン諸島最大の島、ガダルカナル島の戦いを舞台に生死の狭間を生き抜く若き兵士たちの姿を描いた作品。
私がスコアをつけるのは烏滸がましいと感じたため、遠慮させていただきます。

1942年、ソロモン諸島。アメリカ軍は日本軍の駐留するガダルカナル島を、太平洋戦争の重要な拠点と見なしその占拠を図った。ウィット二等兵(ジム・カヴィーゼルさん)やウェルシュ曹長(ショーン・ペンさん)をはじめとするアメリカ陸軍C中隊の面々も作戦に参加、彼らを乗せた上陸用舟艇は美しい南洋の孤島に次々と上陸していく。だが一歩ジャングルの奥に足を踏み入れると、そこは紛うことなき戦場で...

作品間違えた?自然系のドキュメンタリー観ている?という錯覚に陥る作品の始まり。
ー 生命の不滅は きっとそこに隠されてる

突然だった。あの時から物語は180°変わり...

美しい自然、ナレーション、生へのこだわり、一人一人が背負っているもの、無残な死体、死間近の兵士たちの言葉、死を覚悟した兵士の言動や表情、生きている兵士の行動、生きている者の怒りや葛藤、上の兵士の圧力... 今まで観た戦争作品で重かった作品の5本に入るくらい重い、辛い、精神的に追い詰められる、考えさせられる... 「戦争とはこんなものでは済まない」「太平洋戦争はもっと凄かった」「戦争経験してないフ●●●ンジャ●●の若造がっ!」等々言われれば終いなのだが、改めて戦争は重い、辛いと身に沁みた。

日本のキャストも出演されていて、非常に良かった!それこそアジア系のハリウッド俳優さんだけではなく、豊嶋稔さん筆頭に光石研さん、前原一輝さん、今では純烈の酒井一圭さんなどが出演されている。

“お前らは息子 愛する息子だ 俺の心で生き いつも俺と供にある”
上司にそう思われるような人間になりたい。
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