Morizo

シン・レッド・ラインのMorizoのレビュー・感想・評価

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)
4.7
「シン・レッド・ライン」=「細く 赤い 線」は、正気と狂気の間の線という意味がもともとのようだが、戦場における死と生の間に引かれている線と勝手に解釈していた。

いずれの意味でも、この線の右に立つか左に立つかということは、その人の世界そのものを決めること。

それなのに、戦場ではこれが本当に小さな、運としか思えないような「なにか」によって決められてしまう。

その「なにか」っていったなに?

宗教の生まれてくるその場所にスポットがあてられながら、何も語られない。
美しい音と映像が語られない宇宙を埋める。


好みが完全に分かれそうであるが、私には至極の一作であった
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