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日本春歌考のotomのレビュー・感想・評価

日本春歌考(1967年製作の映画)
4.9
2022年6月21日
空前の荒木一郎マイブーム中なので再鑑賞。ゴリゴリの政治思想でありつつも、日本的なものを人一倍美しく撮る大島渚の赤と黒の世界。そんなかんなより、この若さ故の止まらぬ欲求をどーしてくれるって事で、まぁ悶々としとる。で、小山明子筆頭に見事なまでにキレイどころが揃ってる。女学生コスみたいな宮本信子と伊丹十三の組み合わせに吉田日出子の美少女っぷりとで、本筋以外も見所たくさん。ひとり飄々とする荒木一郎。

2012年7月10日
一つ出たホイノヨサホイノホイ。悶々とした若者は空想に忙しい。ベトナム反戦なんじゃそりゃなのである。ヘルメットヘアー荒木一郎を中心とし空想の限りをつくす若者達。妄想乙から実効主義への道は果てしない。デモどころじゃない。分かります、男だもん。しかし小山明子は美しい。傑作。
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