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フォーン・ブースのCafuのレビュー・感想・評価

フォーン・ブース(2002年製作の映画)
2.9
約20年程前の作品で、今ではあまりお目にかからなくなった公衆電話。時代の流れを感じます。本作は電話ボックスが舞台となって繰り広げられる密室パニックものです。

メディア業界で有名な紹介屋が、偶然使用してた公衆電話にかかってきた電話をでるところから物語が動き始めますが、正体不明の人物に自分の知られたくないプライバシーをネタに家族を巻き込むと脅迫されるため通話を止められず、犯人の要求に従うしかない状況です。途中までの過程を省略すると、通話中に揉め事が起こってから発砲事件に巻き込まれ、駆けつけた警官に犯人の疑惑をかけられ絶体絶命的な展開となるわけで……😰

良かった点としては、先の読めない進行で心理戦となり、主人公が追い込まれていく展開から、どう形成逆転するかが注目でした。気になった点として、常に片手で受話器を持っているため、外野から見れば無防備なように見えますし、前半から緊迫した展開ではあるものの、しばらく膠着状態が続くため、盛り上がりに欠けるかなという印象です。改めて観るとツッコミどころがあって、駆けつけた野次馬やテレビ局の中継とかがワチャワチャしててギャラリー多すぎでしたかね😅
設定が良かっただけに、意外な展開もなく視聴後も何かモヤモヤ感が残りました。
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