ワンシチュエーションならではの会話劇の面白さと、誰かが殺されるかも知れない緊迫感の相乗効果で絶望的に追い込まれ、焦燥し過ぎて疲れた。
偽った自分であり続けたお陰で広告業界で成功した主人公。見栄を張り他人に当たり散らす態度を取るような男だったけど、窮地に立たされ皮を剥がされていき人が変わっていく様を見事にコリン・ファレルが演じ切ってて圧巻！演劇スクールで習いそうな感情表現の全てを見せつけてくれる。
逆に人ってあそこまで追い込まれないと素直になれない弱さとか、危険人物として大勢の警部に包囲され確証もないのに銃口を向けられる怖さとか、色んな感情が同時に入り乱れて緊張感あるタイトな８０分。
