もやし

アイ,ロボットのもやしのレビュー・感想・評価

アイ,ロボット(2004年製作の映画)
4.7
超有名作だけど今さら見たけどかなりイイネ。ウィルスミスを主人公とするSFロボット映画。


近未来。無害なロボットに生活の手助け、簡単な仕事を肩代わりしてもらっている。
主人公は刑事だが、過去の自分に対するロボットが行った判断を恨んでいて、犯罪が起こると実はロボットが犯人なのではないかという狂気的な疑いをかける癖がついていた。

そんな中最大大手ロボット製作会社が新型ロボットを発表。人の感情に寄り添うことができる先進的なロボットだそう。
しかし、このロボットの製作責任者がロボットの販売前に自殺と思われる状態で死亡。一体何が起きたのか…



ロボットには3大原則という絶対的な縛りがあり、これがある限り感情のようなものは生まれようがない、はずなのだが、製作責任者はその中でさえ自由意思、魂、のようなものは生まれうる、と過去のインタビューで答えている。なんだか攻殻機動隊のゴーストみたいな難しい話ですよねー

てか技術力の向上のためとは言えこんな危ない余地をロボットに仕込ませてしまってるのは何でなのかなっていうのが個人的には根本的に疑問でした。絶対悪いようにしかならないのに。
でもその考え方自体が傲慢で、共存を目指そうという姿勢が人の正しき姿なのかな。


主人公がロボットが犯人である前提でゴリゴリに捜査するんだけど、これが割と本格謎解きになっていて終始面白かったです。
ほとんどネタバレで書けないんだけど、最初に出会うことになる一人目の新型ロボットとのやり取りや関係性の変化はどこか哲学的で温かさも感じる良いものでした。
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