けんた

宇宙人ポールのけんたのレビュー・感想・評価

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
4.5
〈総評〉
僕はテロリストやおばけよりも、何よりも宇宙人が怖い。そんな宇宙人=侵略者というイメージを、根底から覆してくれた作品。
人間以上に人間くさい宇宙人とのコメディ。そして万人にオススメできる友情ロードームービー。

〈見どころ〉
宇宙人ポールが、地球に馴染みすぎている不思議さおかしさ。ポールはビールを飲みまくるし、大麻も吸うし、下ネタだって大好き。でもすげーいいヤツ。

〈シナリオ〉
宇宙人ポールと出会った2人のオタクが、ポールの目的のため、秘密裏にハイウェイを北上していく。道中、ポールのことが周囲に少しずつバレていく展開が巧みで、飽きさせない。

〈演出〉
ETやエイリアンのオマージュがふんだんに散りばめられていて、ニヤリとさせられる。車がハイウェイを走るシーンが多いが、ドライバーの顔や走り方、車の色などでシーンに個性を持たせている。

〈キャスティング〉
目立ったキャスティングとしては、エイリアンのあの人が登場する。それ以外は華のない印象だが、それがいいのかも知れない。
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