ちろる

宇宙人ポールのちろるのレビュー・感想・評価

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
4.0
『宇宙人を乗せています』

スピルバーグ愛、映画愛が強すぎるオタク万歳ムービー。
「未知との遭遇」風のからはじまりからインパクト大。
イギリスから遥々アメリカのコミコンにやってきたオタクおじさん2人が、キャンピングカー借りて、ほのぼのとSFオタクの聖地エリア51に向かうロードムービー・・・なわけではなくて、マジ図々しい宇宙人ポール👽にヒッチハイクされてMIBに追われてるらしいポールと旅を共にする事に!
台詞やら、カットやらに様々なハリウッド映画の小ネタの多さを確認するたびににニヤニヤしちゃいますが、
激しいカーチェイスあり、乱闘あり、犯罪行為もしまくりのはちゃめちゃなのに、観た後けっこういい話だったなぁーってほっこりできる出来栄え。
ちょっぴり言動はお下品だけど、めちゃくちゃフリーダム精神で大胆なポールのおかげで、小さいスケールでオタ活やってた主人2人は、オタクの枠を抜けたり、キリスト教原理主義バリバリで進化論など全否定のルースが普通のリベラルな女性になったりと、大の大人がポールによってさらに殻を破いちゃう成長物語になってるところも見所です。
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