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宇宙人ポールのnaoズfirmのレビュー・感想・評価

宇宙人ポール(2011年製作の映画)
3.6

鉄板コンビ🎬

ストーリーはSFオタクの二人が宇宙人のポールと出会い、彼を故郷の星に返す為奮闘する姿を描いていました。今作の見所は何と言ってもW主演を努めたサイモン・ペグとニック・フロストのコンビです。『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-」や『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』など数々の作品で共演してきたことだけあって息がぴったりでした。作中では『スター・ウォーズ』『E.T.』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』などスピルバーグ作品へのオマージュがあり、映画愛に溢れた作品だと感じました。今作は単なる娯楽映画に終わることなく、宇宙人ポールを通じ"人間の存在"みたいなものを伝えていると感じました。宇宙人ポールは英語を話し、飲酒、喫煙、下ネタ、ダンスなど自由で人間らしい存在でした。反対に主人公グレームを初めとする3人はどこかに欠落した部分を抱えていました。このギャップが堪らなく面白かったです。狭い世界でしか生きてこなかった3人がポールと出会い、徐々に成長していく姿は必見です。
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