ユンファ

殺しが静かにやって来るのユンファのレビュー・感想・評価

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)
4.9
理不尽な暴力と降り積もる雪に足元を掬われる仁義なき世界を描いた、コルブッチ流ウエスタン。
美しい雪原の風景と対照的な血生臭い世界観や特異な主人公のキャラクター、西部劇映画には珍しい衣装デザイン、独特なカメラワークなど、余りにも素晴らしい部分が多く、後世に与えた影響は計り知れない。
タラちゃんの「ヘイトフル・エイト」はもちろんだが、RDR2の序盤は完全にコレで、馬に乗って雪山を下っていくだけで泣きそうになった。
死ぬほど好きな映画だが、決して気持ち良く観られるものじゃないため、頻繁に観るのは躊躇われる。
ハッピーな別エンディングも存在するが、ハッピー過ぎて気持ち悪い。
是空さんから発売されたブルーレイは劣悪な画質のマスターだったため、新たに発売予定のキングレコード版に期待している。
ユンファ

ユンファ