ワン

未知空間の恐怖/光る眼のワンのレビュー・感想・評価

未知空間の恐怖/光る眼(1960年製作の映画)
4.0
イギリス南部の小さな村ミドウィッチで、村人たちが一斉に仮死状態になるという事件が起きた。巻き込まれた若い女性は皆、妊娠してしまう。やがて生まれた子供たちは、異常に発育が早く、一様に超能力を持っていた。村に住む物理学者ゴードン(ジョージ・サンダース)を始めとする科学者たちは、彼らが未知空間から飛来した異質の生命であろうと推測。ゴードンは子供たちを恐怖に感じた村人たちの依頼で、彼らを村外れの建物に隔離し、監督と観察に当たることになるが、その中にはゴードンと妻アンシア(バーバラ・シェリー)の間に生まれた息子デヴィッド(マーティン・スティーヴンス)も含まれていた。


村人全員が気絶し目が覚めると女性は妊娠していたという恐ろしい設定ながら静かな立ち上がりで派手なシーンもないのに引き込まれる。子供たちのリーダーというべきデヴィッドのきれいな顔立ちが異星人っぽい。基本的にこちらが危害を加えない限りおとなしい。

心を読める相手にどう対処するか、しかも自分の子供でもある相手にどうするかと悩む主人公の決断が良かった。
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