maco

愛人 ラマン/恋人・ラマンのmacoのレビュー・感想・評価

-
ずっと観たかった作品。薄暗い連れこみ宿の灯りに照らされる肌、うぶ毛や汗がとてもエロティックで、それだけに悲しい。中国人を蔑みながらその金をあてにする家族、男に求められることで自分の価値を高め、愛人であることに傷つきながら、自分から愛人であろうとする少女のあり方が、当時の価値観の複雑さを反映していて、映画に深みを与えているようだ。少女がいつまでも美しくて、少女性も失わないことに救われる気がする。
maco

maco