巨匠監督8人が時間をテーマにした約10分のオムニバス。
「人生のメビウス」編もあり、未見ですがそちらは好きな監督ばかり。今作「イデアの森」は、知らない監督が多かったのであえて借りてみました。
同じテーマ、しかも10分なので、監督の個性や作風がよりハッキリ際立つ。
🔸はお気に入り作品。
●ベルナルド・ベルトルッチ 『水の寓話』🔸
インドの寓話をベースにした物語。映像が美しく、話もよい。
●マイク・フィギス 『時代×4』
4分割画面。ワンカットで撮影し、別々のようでつながっている。
●イジー・メンツェル 『老優の一瞬』
1人の老優の一生を10分で見せる。
●イシュトヴァン・サボー 『10分後』
結婚記念日に、熟年夫婦が10分で崩壊する様子を描く。
●クレール・ドニ 『ジャン＝リュック・ナンシーとの対話』
老いた哲学者と若い女性の列車の中での会話。
●フォルカー・シュレンドルフ 『啓示されし者』
過去の現在・現在の現在・未来の現在を「蚊」の目線で描く。
●マイケル・ラドフォード 『星に魅せられて』🔸
ダニエル・クレイグ出演。宇宙飛行士が旅を終えて家族と再会。浦島太郎的なSF。
●ジャン＝リュック・ゴダール 『時間の闇の中で』🔸
愛、歴史、静寂など、いろいろな最後の瞬間を描く。ゴダールの映像センス！
