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果てなき船路のricoのレビュー・感想・評価

果てなき船路(1940年製作の映画)
4.0
船内の美術から、水面の反射する光や影とかの作り方使い方がすごくいい。橋に反射する水面の光とか美しすぎ。
セット、ロケ、特撮をとても上手く使い分けている。opから充満している暗さの出し方の妙。時代を反映した暗さなのかもよく分からないが、誰が生きて誰が死んでも彼らが追っている人生が逃げ場のないような暗さを孕んでるという事をひしひしと感じさせる。
微妙なコミカルさがない方が個人的にはいいのだけど、船降りてからの展開がたまらない。
「暗い」ジョン・フォードもいいね
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