キミシマユウキ

アフタースクールのキミシマユウキのレビュー・感想・評価

アフタースクール(2008年製作の映画)
3.8
母校の中学校で教師を務めてる神野の元に同級生だと名乗る探偵の島崎が尋ねてくる。彼は神野の幼なじみで現在一流企業で働いている同級生の木村を探しているというのだが・・・

『鍵泥棒のメソッド』の内田けんじ監督作品。
昨日鍵泥棒を鑑賞して結構面白かったので同監督の別作品を鑑賞。
出演は大泉洋×堺雅人×佐々木蔵之介


~甘く見てるとダマされちゃいますよ~

これまた内田けんじ監督に見事だまされた。面白い。
緻密に練られた脚本と軽快な会話劇の連続で観る人を飽きさせないのがこの監督の特徴なのだろうか?
今回も最初一時間程度は

「あぁ~まぁなんとなく予想ついてきてたわぁ~。
今作はそうでもなかったな(・д・)ドヤ」

となめてかかっていたが、そこからまぁ上手いこと二転三転していき全く自分が思っていたのとは違う方向に展開していく。
詳しくはネタバレになるので書かないがそういう類いの作品だ。
黙れちゃう系サスペンスの最後にちょっぴり甘酸っぱい青春要素を混ぜるのもこの監督が好きなことなのかもしれない。
まだ二作しか観てないからなんとも言えないが(笑)

神野役は大泉洋。
『水曜どうでしょう』を観ていない自分にファンを名乗る資格はないが結構出てる作品を観るたびに好きになる。コメディリリーフを担いつつ真面目な役が出来るのも大きいだろう。
教師役の彼が言う台詞

「お前がつまんないのはお前のせいだ」

は結構響いた。
探偵の島崎役に佐々木蔵之介。
役どころは微妙だがかっこいい俳優。昔自分の大学に撮影に来ていて近くで見たのだが、オーラが違った。あれが役者のもつオーラか・・・気絶しそうだったぜ・・・
消えた木村役に堺雅人。
『鍵泥棒のメソッド』ほどは目立たなかったが今回は縁の下の力持ち的ポジション。目が細い。
他にも常盤貴子が大泉洋としゃべってると朝ドラ『まれ』に見えたり、サラッとムロツヨシが出ていたりと楽しめる。


やっぱり邦画も捨てたもんじゃない。
気軽に見れて少し騙されたい!!という時にはこの作品がピッタリだろう。
個人的には『鍵泥棒のメソッド』よりも好きだった。
次は『運命じゃない人』もみようか迷う。。。

~オマケ<<定期>>~
よく友人やフォロワー様にも

「なんかどんでん返し系の映画ない?」

と聞かれるので先日から下のタグ

#キミシマムザどんでん返しセレクト

を作りました!参考までに是非!
またどんでん返し系映画でタグの中に入ってない作品を自分にオススメしたい方も大歓迎です!


内田けんじ監督好き、すっきりと騙されたい方、そしてコテコテの洋画ばかり観て疲れてしまってる人にはお勧めの作品。