Melko

アフタースクールのMelkoのレビュー・感想・評価

アフタースクール(2008年製作の映画)
4.0
「一緒に帰ろうよ。」いい言葉だなあ…

うーーん気持ちいい!こうゆう騙され方は好きだー!!The人畜無害!NoエロNoバイオレンス!!

騙された、というか、ずーっと物語の輪郭がフワフワしたまま、役者がそれぞれの演技で引っ張る進み方。それが段々、パズムのピースが合うように少しずつ輪郭がクッキリしてきて、
実はあの人はああで、これはこうなってて、それは実はこうでした!ってのが、
ダダーン!!という感じでなく、淡々とネタバらしされていく。それが逆に、心臓に悪くないかんじで、わたしは好印象。
邦画もたまには良いなあ。
そして聞き取りやすいセリフ。これ大事!!

いまやそれぞれ主役級の俳優3人が、ジャケット通り大泉洋を中心に絡んでいく。
それぞれさすがの演技。騙し騙され。
様々に張り巡らされた伏線や、色んなトリックも、人が人を思いやるからこそできたことってのが泣かせる。

まあ確かに、え?そこで終わるの?なラストや、
生まれた子どものことを思うとちょっと複雑な気持ちになったりするけど、いいの!

ずっと誰かのことを好きでい続けること
好きな人が好きな人のために、ひと肌脱ぐこと
簡単じゃないことを、大人が一生懸命やることが好感持てる。

マルボウ刑事を前にした伊武雅刀のテンション上下が、さすが笑!
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