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アフタースクールのsingerのレビュー・感想・評価

アフタースクール(2008年製作の映画)
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第32回日本アカデミー賞の優秀脚本賞にも選ばれているくらいなので、
ストーリーは凄く良く出来ているんだろうなぁと思って観たんですが、
最後まで巧妙に作り込まれた展開に、ものの見事にダマされてしまいました。
なので、あまり予備知識を入れずに観た方が良い作品ですね。

去年観た「キサラギ」なんかに近いタイプの作品で、
複雑に伏線が絡みまくってるのに、サクサクとストーリーに入って行ける。
まるで、物凄く美味しく飲める「青汁」のようなスッキリした一作でした。

映画作品として本当に良く出来てるなぁと感心しましたね。

キャスティングも良かったと思います。
特に、大泉洋は大正解。
凄く彼の持ち味が生きた、良い役柄だと思うし、演技も良かったと思います。

でも、堺雅人と佐々木蔵之介と3人で絡む所をもうちょっと見たかったですね。

こういう作品は、一度観終わった後に、再度観返しながら、伏線の入り口を辿って行くのも面白いです。
特に、内田けんじ監督と大泉洋によるオーディオ・コメンタリーはかなり面白いので、
是非、2回目はコメンタリーで楽しんで欲しいですね。
まぁ、もう少し映画の伏線に触れて欲しかったかなぁという気もしましたけど・・・。
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🎦こちらは2009年1月25日にブログに投稿したレビューです。
「コンフィデンスマンJP」を観て、そう言えばこの作品も“どんでん返し”系の巧妙さが光る作品だったなぁと思い出したので、今回取り上げることにしました。

1作で2度、3度と美味しいという、そんなよく出来た脚本が見事ですね。
でも、3度目は是非、オーディオコメンタリーを聞いて欲しいです。
確か自分も当時、レンタル版でコメンタリーを聞いたんだと思いますが、大泉洋と内田けんじ監督の他愛のない会話がとても楽しかったなぁ。
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