日向日向

ゴジラVSビオランテの日向日向のレビュー・感想・評価

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)
4.0
本当の怪獣はゴジラでも、ビオランテでもなくそれを作り出した人間

5年間の空白を経て本格開幕したVSシリーズ。
その1作目は昭和シリーズにはいない新怪獣。複雑な造形がまたいいですね。
今回からは今までになかったG細胞という話も出て来て、ストーリーが一層濃密になりましたね。

また、ゴジラが過去作よりもかなり頭が小さくなりましたね。全体的に細身になり、最近のゴジラにぐっと近づいた感覚がしますね。

この映画は過去にみたことありましたが、改めてみると、ビオランテは怪獣らしからぬ怪獣に思えました。守護神的なイメージもどこからか感じられ、単にゴジラに敵対する怪獣に過ぎないと断ずるのはいささか勿体無いような気がします。
永遠の命とも言われ、最期の消滅の仕方も、普段の怪獣のような爆発四散ではなく、光の粒子状に消滅する、というとこがすごく神々しかったですね。

また、前作に続きスーパーX2が登場するわけですが、相変わらず強い。
耐久面にかなり欠陥はありましたが、耐久面まで補強してしまうと本格的にゴジラが勝てなくなりますものね。
日向日向

日向日向