【省略レビュー】
名作映画の継ぎ接ぎパッチワークの様な、B級SFホラー作品。
この手の作品が好きなマニアには堪らないであろう1作で、『シャイニング』の様な骨格(実際に『シャイニング』オマージュのシーンもある)に、『惑星ソラリス』『ヘルレイザー』『エイリアン』を思わせる描写も登場する。
後半はまさかのグロ展開で、「そっちの意味でのホラーかよ！」となりましたが、この当時のレトロなSF像やホラーが個人的に好きなので、私はある程度楽しめました……が、観終わった後の第一声は「ナンダコレ…」だったので、鑑賞後にまでカタルシスが後を引くタイプの良い作品ではありません。そもそも意味不明な展開の羅列が後半になればなるほど顕著に現れ始め、次第にハイテンション残虐ホラーショーになるのでとにかく意味が分かりません。笑 いやまあ確かにそこがある意味いいところでもあるのですが…
前半のジリジリと何か得体の知れないものに迫っていくまでは緊張感もあって良かったのですが、後半完全にふざけてくるのでその筋の耐性が無い人にはつまらなく感じてしまうでしょうね。私は割と好きなので楽しめましたが、一過性の楽しみしか得られないタイプの作品です。
これ観てると『ライフ』が思い出されるのですが、今作と比べるといかに『ライフ』が真面目な作品だったのかが明らかになります。笑
【p.s.】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので短めに今年観た作品のレビューを投稿しています。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。
