イベントホライゾン(事象の地平面)とは簡単に言うと「宇宙の果て」のことらしい。ウィキペディアを読んでも理解不能ってスゲー。
宇宙探査中に遭難したイベント・ホライゾン号の救助に向かったクルーが無人の船内で酷い目に遭うSF幽霊船ホラー。襲ってくる怪奇現象のタイプが『禁断の惑星』や『惑星ソラリス』式なところはSF風。培養液を真っ赤に染めるのは『シャイニング』オマージュかな?
最大の特徴は、ホラーやファンタジーでよくある「異世界に通じる門」が船内にあるという点。SFと中世ゴシックを混ぜたような船内のデザインがグッド。いかにも素敵なことが起きそうで実にハッタリが効いている。やっぱし宇宙って怖えー。
ただ、海王星くんだりまで長旅をさせておきながら、ゲートによって開かれた異世界(地獄)のイメージが拷問風というのはいかがなものか…。その発想は中世の絵画と変わらないのかよ!せっかく2040年が舞台なので、なんかもっとこう想像を絶するような闇を見せて欲しかったな!
■こちらもおススメ
・ゲートの定番といえば『スターゲイト』のような古代遺跡系
・異世界のゲートがハイテクなSF『コンタクト』
・前半は不気味な館系ホラーだが魔界から来たやつのビジュアルが斜め上をいく『パラダイム』