あられ

ナインのあられのネタバレレビュー・内容・結末

ナイン(1983年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ナイン、ナイン2 恋人宣言、ナイン 完結編の3本連続視聴。それぞれメインキャラたちの高1、高2、高3の話になっています。

ナインという題名から、一瞬キャプテンのような野球漫画を想像しましたが、そこはあだち充作品、恋愛メインついでに野球の話ですw

そもそも主人公新見克也は、中学陸上短距離記録保持者、唐沢進は中学柔道県大会個人優勝者、野球に全然関係ないのに、なぜか青秀高校の入学前に野球部の試合を見に行って、そこで見かけた、青秀高校敗戦後に涙を流す美少女、中尾百合に一目惚れ。彼女を笑顔に!って不純な動機で、二人は野球部に入る決心をする。入学後、百合と同じクラスになり、百合の父が監督を務める39連敗中の弱小野球部に本当に入部。しかも当の百合はマネージャーに!でも本当にそれでいいの?w 陸上は?柔道は?

新見克也は陸上部の安田雪美に惚れられて、中尾百合との三角関係。百合も克也が好きなんだけど、イケメンで幼なじみ、強豪武南高校野球部のエース、山中健太郎に積極的に言い寄られて困ってる。克也は、自分が思われていることなど気がつかないから、二人は両想いって誤解しちゃうw

新見克也の声が古谷徹さんなので、きまぐれオレンジ☆ロードの春日恭介の優柔不断ぶりと重なって、(あれほどではないけど)なんだかイライラさせられる。

ガタイの良い唐沢進の声は富山敬さん。このキャラは、どうしても林家こぶ平さんの声に脳内変換されてしまうw やっぱり富山敬さんは、伊達直人、古代進とかテリュース・G・グランチェスターみたいな二枚目がいいですね。

野球の方の話は、弱小青秀高校、甲子園なんか眼中にないから勝利できれば大喜び、爽やかにプレーしていますw

ナインのラスト、克也は百合の気持ちに気づいたのかどうか、ちょっと微妙でした。
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