うえ

スタンド・バイ・ミーのうえのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.3
十数年ぶりに再鑑賞。


線路を駆けるシーンと焚き火を囲むシーン、正直それぐらいしか覚えていませんでした。
なんでこんなに良い映画をもっとはっきり覚えていなかったのかと自分が謎でした。
でも、当時に比べて多少なりとも歳を重ねた今だからこそ思うところや感じるものがあるのかなとも。
今となっては、この映画の子どもたちと同じような歳頃に一度観ておいて良かったなと思いました。

ありがたいことに僕には親友と呼べる人が何人もいます。
会えば「久しぶり!元気してた?」など言わずとも
まるであの頃の続きのようにあの頃のしゃべり言葉で笑って話せるような友人たちです。
彼らは
今何をしているだろうか
元気に笑ってるだろうか
また会えるだろうか
と、忙しい日々の中でも時折思い出すことがあります。
この映画は
あなたは12歳の頃を覚えていますか?
ちゃんとワクワクして生きられていますか?
大人になるということがどういうことか忘れてしまっていませんか?
そんなことを説教じみずに、ごくごく自然と考えさせてくれます。

いつもふざけあってばかりいる彼らが腹を割って感情のままに真剣に語り合うシーンは胸にグッとくるものがありました。
もしかしたら、友情とは愛情よりも確かで奥が深くいものなのかもしれませんね。
比べるものでもなければ、友情は愛情の一部であるとも考えられますが。

いつまでも色褪せない不朽の名作です!
これからも何度も何度も見返したいです。
うえ

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