揚げ餅太郎

スタンド・バイ・ミーの揚げ餅太郎のレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0
「この映画の面白さは、観た人のバックグラウンドに依存する。」
名作と言われているため視聴してみた。この映画を通して主人公が経験する体験は、そこまでドラマチックなものではない。しかし、少年時代という設定を通すことで、一大イベントへと昇華する。このような経験をした人ほど懐かしい気持ちになり、ノスタルジーを感じられ、よりこの映画を楽しめると思う。だからこそ、観た人のバックグラウンドに依存する。
作中では、本人の気質が家柄や家族などのバックグラウンドで判断されてしまう、という部分があったが、この映画自体が観る人のバックグラウンドによって判断されてしまうという点が、なんとも皮肉なものである。そこもまた面白いなと思った。
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