噂に違わずさすがに面白い作品。
ジュブナイル作品として、王道を築きあげた作品であり、
些細なことで仲違いしながらも、
12歳のその時にしか感じ得ない感情をぶつけながらも
刹那の友情を作り上げていく。
特別に楽しかった思い出でもなければ、
つらいこともあったこの瞬間を
大人になって回想する。
なぜ印象的なのか分からないそんなときが
人生における転換期なのかもしれません。
やっていることは至極子供だが、
感じている葛藤はあまりに繊細。
周りの大人には分かり得ない、と
相談できないことでも、
同じ目的で冒険を共にする親友になら、
話し合えるし、共感できる。
大人になるとそういう関係ももう作れなくなっているのがもの悲しい。
若干BLっぽいかんじもしないでもないですが、
そんな意図もあったのか？
