あきらむ

スタンド・バイ・ミーのあきらむのレビュー・感想・評価

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
4.0
多分10年ぶりくらいに見て、少しだけ泣いてしまいました。覚えていた場面は派手な場面ばかりで、子供の頃はそういうところばかり見るよなー…とちょっと自分が微笑ましかったりしました。(ヒルの場面とか)

12歳のあのころのような友人はもう生涯一生できることはないだろう。この言葉で終わり、愛を注ぐべき対象である子どもと出かけていくゴーディの姿は、幸せそうで同時に寂しさがあり、よき大人の姿を感じさせられました。

小学生終わりころにいたあいつやあいつらは、絶対もう我々と交わらないところにいる。社会的な属性も住んでる場所も仲間もきっともう全く異なる。だから、今出会っても決して友達にはなれないだろう。

スタンド・バイ・ミーの意味が、わかった気がする。
誰もわかってくれないだろう自分の辛さや弱さを素直に認めてくれる友人のなんと心強く貴重なことか!
大人になっても自分を守ってくれる。一生の友人ってそういうことだね、青臭いかもしれませんけど。