minako

スタンド・バイ・ミーのminakoのネタバレレビュー・内容・結末

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

辻村深月「ロードムービー」を読んだので、こういう子供が子供の世界で頑張る話、遠い未来から達観する話、みたいなのを観たいな、と思って、観た。初めて観た。

もっと退屈でいかにもお涙頂戴モノの優等生ストーリーかと思っていたのに、びっくりするほど主人公たちが悪ガキで、悪ガキというか、ガチの治安が悪い田舎が舞台でびっくりした。あと結局死体は出てこないんだと思っていたら、ガッツリ顔まで映っていてびっくりした。映すんだ…
なんか謎の暴力(身内同士の小競り合いみたいなやつ)が多くて、うちの地元の公立小学校の、スクールカースト上位だったヤンキーを思い出した。

クリスがめっちゃいいやつ。
これは…現人神なのでは…!?
スパダリじゃん…ええ…?クリスに限っては悪ガキがプラス評価に転じる要素になっていた。
進学組に行き渋る主人公に、まさか父に成り代わって言ってやりたい、とか、お前には小説を書く才能がある、とか。もっといい環境にいたらきっと本人も楽だろうに…と思ったら、無事クリスも進学組に行けたようで、良かった。
そういえば、わたしの小学校のクラスにも、すごく荒れまくっていた男の子がいて、先生も手を焼いていたんだけど、どうやら中学に上がってから生徒会?に入るような生徒になったと聞いた。彼に似ている。

四人組のパワーバランスというか、キャラクターのばらつきが良かった。進学すると顔を合わせなくなるのも、正解ですね物語の運び。
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