○6月30日再観賞
5ヶ月続いた ドライヤー監督特集最終日。見納めに「奇跡」を予約して観賞。
神や奇跡を信じる純粋な想いが、歳を重ねる毎に失われていく。常識の中でできた固定観念が、ものの見方を狭くす…
知人似のヨハンネスが出てくるたびに笑ってしまったのだが、信仰を持たない私でも本作が持つ真剣味には惹きつけられる。「え!?その瞬間を見せてくれるんですか!?」ランキングでは『緑の光線』と良い勝負かもし…
>>続きを読む地味…じゃない。演劇っぽい画面構成なのに、めちゃくちゃ面白くて画面を凝視してた。多分登場人物の動作、セリフ、そしてヨハンネス。様々なドラマが交差していきながら、超次元的な最後の展開に納得させられてし…
>>続きを読むこれに出てくる大人たちが、
"賢さ"を超えて、
"謎めき"を超えて、
"神秘的"なありようの魅力たるや言葉にならない…
成熟するとは、
耐えて感情を押さえ込むこと、感情をきちんと表現すること、
許…
映画全体を通して、信じることの難しさを説いているわけだけど、特徴的なのはヨハネスを除いた男性たちが懐疑的なこと。農場主モルテン、仕立て屋ペーター、長男ミケル、三男アーナス。表向きは信仰者であったとし…
>>続きを読む(c) Danish Film Institute