何度か映像化されているジュールヴェルヌの小説、80日間世界一周の映画化。
19世紀のイギリスで、何事も正確・精密に成し遂げないと気が済まない金持ちのフォッグ氏が、計算上80日で世界一周できると豪語したので本当にやることになってしまい、忠実な助手のフランス人パスパルトゥと共に旅に出る話。
本作は大幅に設定変更が加えられており、フォッグ氏に天然ボケ要素が加えられ、ヒロインがインド人からフランス人と変更され、そして何より助手のパスパルトゥをジャッキーチェンが演じる(いつものカンフーマン)。
キャストがとても魅力的だった。
まず、いつものジャッキーチェンの小道具アクションが満載で観ていて楽しい。序盤のアートギャラリーでの戦闘もアイデア満載で楽しい。
俳優としても超有名で劇中のアクションの比重がかなり多いため、ジャッキーチェンの活躍っぷりは尋常じゃないが、それでもちゃんとフォッグ氏が主役として目立っている所もイイ。
トラブルに巻き込まれたりヒロインに恋愛感情を抱いてるけどそれを隠そうとして隠せてなかったり、戦闘になるとすごくビビったり、フォッグ氏がカワイイ。
さらに、当時まだ20代だったセシルドゥフランスが可愛すぎる。声がドストライク。癒される。
世界の様々な場所でトラブルに巻き込まれながら、カワイイ3人が楽しく旅する姿は本当に癒される。月曜から頑張れる。
旅好きとして世界一周は最高の題材。
新しい年に来るたび流される3Dアニメみたいな鳥瞰図が興奮モノ。
あぁ楽しかった。
唯一残念なのは、尺の関係で訪れた都市の数が少ないこと。
これは映画である以上仕方がない。
