このレビューはネタバレを含みます
SASデビュー40周年ということで、SAS関連の古～い雑誌や桑田さんの著書等を整理していたら、桑田佳祐監督が『稲村ジェーンは、和製ビック・ウェンズデーです』と大真面目に語っている記事を見つけたので鑑賞。
1962年から1974年に至るまでのマット&ジャック&リロイの友情と成長の物語。
時代的にジャックたちのベトナム戦争への徴兵、出征、復員の様子も描かれている。ジャックは無事復員してきたけど、戦死した仲間の墓前でのシーンは本当に切ない。
そして、かつて1950年に20フィートの大波にのったこともあるベアーの物語も絡んで、ラストはちょっとだけ感動。
ラストの🌊怒涛のように荒れ狂う大波(チューブ)🌊の中の🏂サーフィン🏂シーン🏂には、ただただ感服。
共通しているのは「でっかい波を待っている3人の青春グラフィティ」っていう設定だけ。
サーフィンしているシーンが皆無の『稲村ジェーン』と本気でサーフィンしている『ビック・ウェンズデー』とではかなりの隔たりが...。
ただ、本作を観た上で再度『稲村ジェーン』を観たら、桑田佳祐監督がやりたかったことが分かったような気になれた。
